日本酒のお勉強。
【WHITE 射美 無濾過生原酒】
(岐阜県 杉原酒造株式会社)
わずか年産20石の「日本一小さな蔵」。
WHITE 射美は、一部に白麹使用だそう。
上品でジューシーな旨味と甘味!
もー めっちゃ美味!!
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1994年より地元農家と協力し、独自の米づくりを始め、品種改良を繰り返し、この地では不可能とされていた酒米造りに成功しました。
その努力から生まれたのがオリジナル酒米「揖斐の誉」で、平成21年より本格的に使用するようになり、また、酵母も独自の蔵つき酵母を使用し、「とことん地元にこだわった地酒造り」を貫いています。
蔵では20石という生産量ながら所々に独自のこだわりを見ることができますし、搾りはすべて歴史を感じる木製の槽か袋吊りで搾られます。
また、蔵は慶樹さん自らの手で改修作業が行われており、麹室もすべて手造りしたそうです。
この真面目でがっつり頑張り型でしかも明るい性格の慶樹さんの造るお酒はまだまだ進化の期待ができますので、毎年、できていく日本酒が楽しみでありません。
酸味の強い白麹を使い、専用の室(むろ)まで作った上での二年目の一本。
昨年より白麹を強めたとのこと。「日本酒は通常、黄麹を使用します。『WHITE 射美』は、その一部を、白麹を使用し、射美に独特の風味を少し加えようと試みました。最初に白麹を造る「むろ」と呼ばれる部屋を、自分で夏の間に作りました。射美の中に見え隠れする、日本酒には無い風味を探しながら、あなたの大切な人の、素敵だと思うところもさがしてあげてみてください。
For lovely eyes,seek out the good in people.」(ラベル裏より)
原料米 揖斐の誉AMS18
原材料名 米・米麹(一部白麹)
精米歩合 麹米50% 掛米50%
アルコール度数 16度
無濾過生原酒
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【仙禽 さくら (OHANAMI) うすにごり無濾過生原酒 】
(栃木県 株式会社せんきん)
出ました、仙禽の季節限定酒!
ほんのりシュワっとしてて
春らしい、華やかな甘味。
美味しい◎
ラベルの、水彩画のような桜も美しい。
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??酒のドメーヌ化…
仕込み水と同じ水脈上にある田んぼの米しか使わない。
仕込み水と同じ水で育った米が最も相性がいいはずだ。
その信念を掲げて8年目。
ブレることなく造りつづけている仙禽。スッと入ってくる"馴染む"酒はファンを虜にしています。
仙禽の季節限定酒といば、夏はかぶとむし、秋は赤とんぼ、冬は雪だるま。
そういえば、春担当がずっと不在でしたが、この度いよいよリリースとなりました!
その名も「さくら (OHANAMI) 」!! 開栓と同時にふわっと広がるみずみずしい果実香、このお酒のフレッシュさを物語っていますね!
まるでマスカットやライチのような摘みたての果実のような味わいに思わずうっとり。
と同時に爽快な酸味が口内に広がって、今にも溢れだしそうなみずみずしさをこぼしません!
うすにごりのやわらかな甘みも手伝って、この季節にぴったりなキュンキュンときめく香味に仕上がっています。
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【笑四季 恋をするたびに… アンコールスペシャル 最後の二人の秘密 生】
(滋賀県 笑四季酒造 )
なんと!!
前回最終話と謳っていた笑四季劇場の「恋をするたびに…」、
まさかのアンコールSPが!
今回は、野生の花酵母さくら。
前回の、いちごの花酵母同様、
桜を思わす香りと甘味。
美味◎◎
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蔵元の竹島さんが酵母に恋をする、というコンセプトで人気の笑四季「恋をするたびに…」。 先日完結したと思われましたが、なんと!
まだ終わってはいませんでした!
アンコールスペシャルと題し、過去のコンセプトで納得がいかなかったものを再びブラッシュアップしたとのこと!
(副題から察するに「第6話 二人の秘密」のことを言っているのでしょうか?)
今回使用するのは花酵母さくら。
そして滋賀県産の山田錦がパートナーを務めます。
穏やかな甘みに潜む清廉な香り、キュンとした酸がそれらを締めくくります。
桜が咲き誇る季節は出会いと別れがあります。
恋の終わり、そして始まりがあります。
今回竹島さんが花酵母の中で「さくら」を選択したのも、このシリーズとのお別れ、そして新たな出会いを期待してのことなのでしょうか。
「恋をするたびに…」がお送りする有終の美をご堪能ください。
特定名称:純米吟醸
生/火入れ:生酒(加熱処理なし)
■原料米:滋賀県産山田錦
■精米歩合:50%
■アルコール度数:16度
■日本酒度:非公開
■酸度:非公開
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